『地方人夷屋藤吉 大災害から復興した駿河御厨の近世』

高橋 敏


定 価: 本体9,500円+税(税込10,450円)
発売日: 2020年1月30日
判型/頁: A5判 ハードカバー 448頁
ISBN: 9784906822980

富士山の噴火、天明の飢饉、天保の飢饉など、未曾有の大災害に襲われた駿河御厨地方。御厨の人びとは、そんな大災害からどのように立ち直っていったのか? そこには、心学への傾倒、報徳仕法の実践、そして数多くの寺子屋と師匠たち・・・。商人であり文化人でもあった夷屋藤吉という一人の人物を通して、災害から復興していく人びとの様子を描く。


[序]大災害が文化を生んだ御厨
第一章 宝永富士山大爆発を記録し、書き継いだ一族
第二章 伊奈半左衛門忠順の虚像と実像
第三章 天明飢饉と筆子塚の誕生
[第一部]内陸御厨の復旧と村落社会の流動
第四章 内陸交通・経済の発展と富士山参詣導者
第五章 御厨村落社会の流動と名君大久保忠真
[第二部]御厨の復興と夷屋藤吉
第六章 心学導入と夷屋藤吉
第七章 二宮尊徳の御殿場仕法と夷屋藤吉
第八章 報徳仕法の廃絶から陰徳へ
[第三部]御厨の教育・文化と夷屋藤吉
第九章 御厨の教育力―筆子塚と民衆教育
第一〇章 夷屋藤吉と御厨の俳諧─俳人芙山・牛翁
[巻末資料]…………291
巻末資料1◉夷屋藤吉日記
巻末資料2◉御厨八景集
巻末資料3◉二岡神社俳額

●高橋 敏(たかはし・さとし)

1940年、静岡県生まれ。東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。文学博士。国立歴史民俗博物館名誉教授。フィールドワーク主体の地域史研究を静岡・群馬・千葉の転住先でつづけてきた。民衆教育史・生活文化史・社会史・民俗史・博徒史など多岐に及び、国定忠治・清水次郎長・大原幽学・白隠ら特異な人物史にもアプローチ。近年は正史に対して稗史を模索している。

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