『古代びと、祈りの風景』──生殖医学からのアプローチ
江本 精
産婦人科医療の第一人者が、 考古学・古代史の分野に一石を投ずる問題の書!!
<目次>
[第1章] 古代社会を生殖の観点でみると
西洋の古代社会/日本の古代社会
[第2章] 縄文人は何を祈ったか
縄文人、男と女/個性豊かな縄文土器/土偶の意味
[第3章] 神社と安産信仰
神社の成り立ち/祭りの神輿は何を表すか
[第4章] 古代の出産を現代医学からみると
古代の出産/「蛭子伝説」の謎/弥生~古墳時代の出産/日本神話のなかの生殖
[第5章] 生殖医学からみえる大和の起源
邪馬台国解明のカギ/「三種の神器」の謎/銅鐸は何を表すか
●江本 精(えもと まこと)
1959年福岡県生まれ。現在、国際医療福祉大学教授、福岡山王病院予防医学センター婦人科部長、医学博士。 ケンブリッジ大学病理学、ハーバード大学医学部留学後、福岡大学病院教授・産婦人科診療部長。日本産科婦人科学会専門医、日本婦人科腫瘍学会専門医、日本超音波学会指導医を取得。著書に『婦人科診療ハンドブック』(共著、中外医学社、2014年)、『生殖医学から古代の謎に迫る』(勉誠出版、2018年)、ほか論文多数。