『江戸を知る――江戸学事始め』

竹内 誠


定 価: 2,640円
発売日: 2022年9月13日
判型/頁: 四六判 上製 320頁
ISBN: 9784906822270


◉内容紹介

竹内誠遺稿集

江戸東京博物館を育てた、都市江戸研究の第一人者、竹内江戸学の原点!
本書は、先生が時代を生き、種々の組織や集団を指導してきた人生と研究の集大成でもある。先生は、二度の大きな手術と長期の入院、ステージ4の癌告知にもかかわらず、最後まで研究への情熱を失わなかった。真正面から社会と向き合い、研究スタイルを貫いたアカデミシャンであった。(大石学「跋文」より抜粋)


<目次>
緒 言 国文学研究資料館 太田 尚宏
はじめに──忘れ得ぬ本との出合い
序章 ❖ 「緑の都市」江戸の原点(『都市緑化技術』)
第一章 ❖ 江戸という都市
第二章 ❖ 江戸の武士たち
第三章 ❖ 江戸の女性たち
第四章 ❖ 日々の暮らし
第五章 ❖ 江戸人の食生活
第六章 ❖ 祭りと行事
第七章 ❖ 相撲と歌舞伎
第八章 ❖ 江戸学事始め︱私の履歴書
第九章 ❖ 江戸庶民の暮らしと知恵(『交詢雑誌』六〇七号)
終章 ❖ 茂木友三郎対談(『味の手帖』六〇九号)
跋 文――竹内誠先生への感謝に代えて 東京学芸大学名誉教授 大石 学


編集委員(五十音順)

石山秀和(立正大学教授)
市川寛明(江戸東京博物館学芸員)
大石 学(東京学芸大学名誉教授)
太田尚宏(国文学研究資料館准教授)
土屋喜敬(相撲博物館学芸員)
鶴岡香織(徳川林政史研究所元職員)
藤田英昭(徳川林政史研究所研究員)

●竹内 誠(たけうち まこと)

1933年、東京市日本橋区生まれ。57年東京教育大学卒業。64年東京教育大学大学院博士課程単位取得退学。徳川林政史研究所主任研究員、信州大学教育学部助教授、東京学芸大学教育学部教授、立正大学文学部教授を経て、東京都江戸東京博物館館長。同館名誉館長、徳川林政史研究所名誉所長。主な著書に『大系日本の歴史〈10〉江戸と大坂』(小学館)、『江戸の盛り場・考─浅草・両国の聖と俗』(江戸東京ライブラリー)、『元禄人間模様 変動の時代を生きる』(角川選書)、『寛政改革の研究』(吉川弘文館)、『江戸社会史の研究』(弘文堂)。

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