『彼女たちは、なぜ、死を選んだのか?ーーソ連軍侵攻と女性たちの集団自決』

川嶋 康男


定 価: 2,860円
発売日: 2022年8月12日
判型/頁: 四六判 上製 408頁
ISBN: 9784906822379


◉内容紹介

昭和20年8月17日の病院看護婦の集団自決事件。8月20日の郵便局交換手の集団自決事件。
敗戦直後の樺太における二つの集団自決事件を通して、戦争の悲惨さを描く。
◉麻酔薬をうち手首を切った看護婦23名のうち、なぜ17名は生還できたのか?
◉電話交換手が自決に用いた青酸カリはどのように入手したのか?
◉これまで謎とされてきた疑問を明らかに!


<目次>
第1部 大平炭鉱病院看護婦集団自決事件
 手首の疵痕/切り裂かれた風景/燃える恵須取町/逃避行の果てに/夜明けのまどろみのなかで/死ねなかった
第2部 真岡郵便局電話交換手集団自決事件
 引き揚げ組と残留組と決死隊/非常体制の夜/12人の電話交換手の朝/銃撃にさらされたのは電信係/他局と最後の交信/占領下の真岡町で

●川嶋 康男(かわしま・やすお)

ノンフィクション作家。北海道生まれ。札幌在住。 主な著書に、『九人の乙女はなぜ死んだか』(恒友出版)、『永訣の朝』(河出書房新社)、『いのちの代償』(ポプラ社)、『100年に一人の椅子職人』 (新評論)ほか。児童ノンフィクション『大きな手大きな愛』(農文協)で第56回産経児童出版文化賞 JR賞(準大賞)受賞

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