『北斎vs広重』
内藤 正人
新シリーズ第二彈!二人の絵師の新しい魅力を発見!
◉同じ画題の絵を徹底的に見比べる。
◉比べるからこそわかる絵師の凄さ
◉自然・動物・草花まで、27対決
◉作品鑑賞ポイントを より深く知る
◉富士対決 霊峰富嶽、いつもの富士山・・・それぞれの目に映る富士山
◉波濤対決 逆巻き、荒れ狂う巨大な海 そのニュアンスの汲み取り方
◉花火対決 夏の夜空に咲く、大輪の華たち
◉美人画対決 浮世絵の真髄、女たちが競い合う、艶と張りの勝負
◉飛翔対決 羽ばたく鳥たちは、どこへゆく
◉鯉対決 男児の健やかな成長を願う、重要なアイテム
◉梅対決 暗闇のなかでもほのかに漂い来る、馥郁たる梅の香
◉花と鳥対決 囀る小鳥、見守る花
◉朝顔対決 カラフルな大輪の花が告げる、初秋の訪れ
●内藤正人(ないとう・まさと)
一九六三年、愛知県生まれ。慶應義塾大学大学院修了(美学美術史学)、博士(美学)。一九八八年より出光美術館に勤務し、同館主任学芸員を経て、現在慶應義塾大学文学部教授、同大学アート・センター所長、ほかに国際浮世絵学会常任理事など。美術史家として、江戸時代の絵画史と版画史を専門とするが、特に浮世絵と風俗画全般、琳派などをおもな研究テーマとしている。
主な著書に『うき世と浮世絵』(東京大学出版会、二〇一七年)、『北斎への招待』(朝日新聞出版、二〇一七年)、『浮世絵とパトロン』(慶応義塾大学出版会、二〇一四)、『勝川春章と天明期の浮世絵美人画』(東京大学出版会、二〇一二年)、『もっと知りたい歌川広重—生涯と作品』(東京美術、二〇〇七)、『江戸名所図屏風』(小学館、二〇〇三年)ほか多数。